演歌の特徴

時代背景に音楽の楽しみ方が存在します。

昭和30年後半から40年代にかけて、流行った歌に演歌が存在します。この時代背景は、高度成長期の時代であり、働く人は、新しい時代を背負う若者天下の時代であったともいえます。そんな時代背景の中で、流しや夜中の灯にある小さな酒場等で、一時の安らぎと愚痴を言い合う社会人(企業人)たちが愛したのが苦しみ、貧しさ、寂しさを匠に表現し、そして先に一つの明かりをともしだすような感覚を持つ歌謡が心を打つ歌謡曲つまり俗に言う演歌の登場でした。こぶしの効いた歌い方の中に、苦しい生活の中にもこの先の新しい何かを発見できる予感を感じさせてくれることが若者の心を和ませたからこそ、ヒット曲として多くの歌手を世に送り出せたといえます。

時代背景を形として、心に響く歌が復活していきます。

今の時代は、長く続くデフレを脱却したいと願う若者たちで溢れかえっています。また安定を求める時代であるとも言えます。大会社だから安心とか終身雇用も今はなくなっってしまった言葉になっています。暗いイメージを払拭させるように流行る歌が時代とともに発展していくことは歴史が教えてくれますが、演歌もその一つとしてまだ残っているカテゴリのひとつでもあります。確かに演歌は、ここ十数年音楽業界でヒットするようなものとなっていないのですが、これだけ続く経済不況の中では、忘れかけた心に寂しさを匠に表現できる歌の調子が演歌ぽく歌われる曲ができれば、演歌復活になり得るときだと言えます。今の時代背景は、昭和30年代前の段階に近い苦しみと重みを感じる時代と同じ感覚があり、ここ数年先に演歌復活の兆しがあり得るといえます。